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考えないで感じる

同じ言葉を何度も使います

小説「リバース」を読む

※ネタバレ沢山します※

 

 

 

 

4月にドラマが始まるので読んでみました。

 

リバース (講談社文庫)

リバース (講談社文庫)

 

 

人気作家の湊かなえ先生の小説を読むのはなんと初めてです。

今まで数々の作品が実写化され注目を浴びたのに読まなかったのは、なんとなく怖かったからです。宣伝を目にして「なんか怖い」と思って避けていました。

そんな漠然とした恐怖より今回は好奇心が勝ち、思い切って読んでみました。

続きが気になってあっという間に読み終わりました。湊かなえ先生の作品はこういった続きが気になるような内容が多いのかな? と、興味津々です。

他の作品も読んでみたいと思いました。

 

以下、読書ド素人による「リバース」感想。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の一文…!!

これだけの文を読み続け、最後の最後で真相がわかった時の絶望感…。

次のページをめくってもその続きはなく解説が書かれているだけ。

この後主人公どうするの…という救われない結末。

そもそも第二章を読んだ時からもやもやがずっと続いてました。

主人公達が罪を隠蔽している事を告白したからです。

友人を殺したのは誰かのか? という謎を解いていくのではなく、友人を殺した原因を作った主人公達がそれを隠蔽した事実を知り脅迫をしているのは誰なのか? が、本編のミステリー要素である事に対してそこなんだとびっくりしました。

ミステリー小説といえば犯人がいて主人公がその謎を解く。と、いう典型的な話の展開にしか慣れてなかったので。

ミステリー要素よりも、隠蔽を背負ったまま生きていた主人公がその罪を暴かれた時、どんな行動をとるのかの方が滅茶苦茶気になりました。

そして、脅迫の真相が解明された思ったら最後の最後で全ての罪が自分にあると知って終わる…。

怖い…。本当に怖い。下手な怪談話よりよっぽど怖いです。

しかもこの死因って下手すりゃ現実世界で自分も加害者になりうることだったりするから怖い。

今の世の中大分アレルギーに関して敏感になってきたけど、自分自身が食物アレルギーでないと意識が薄くなってしまう事が多いですし。

亡くなった友人広沢がもっと前から蕎麦アレルギーだと言っていれば…と思っても、結局何の表記がなかった蜂蜜を使用してしまってたし、蕎麦の蜂蜜なんてメジャーでもないから注意もできなかったかもしれないし、そもそもコーヒーに蜂蜜を入れるといいと教えたのは広沢本人であるのが何とも救われないです。

これも一つのリバースなのかな…。

まあ結局は飲酒運転させた事を隠蔽したのも事実で。

隠蔽や死因の原因全てを知っているのは深瀬だけという世界で、一体彼はこれからどう生きていくのだろうと想像するだけで悲しいです。

正直最後の死因の真相は知りたくありませんでした(笑)。僅かな希望も全て掻っ攫う感じ凄いです。

でもそこが面白いところでもあるから憎い(笑)。

私にとっては色んな意味で悲しい話でぐさぐさと心の弱い部分刺してくるような人間関係の話でした。

でも面白かったです。話の構成も凄いし、かなり人間の弱い部分つついてくるのも凄い。

 

 

そんな深瀬をドラマで演じるのが藤原竜也さんなのかと思うと楽しみです。

テレビ誌や公式HPを見る限り、原作との変更点がチラホラと見受けられるのでドラマ版リバースがどんな感じになるのか。

ドラマオリジナルキャラも結構いるみたいですね。

変更点を含め、ドラマ版「リバース」楽しみたいと思います。